外国人旅行者の日本への関心が高まる中、他の地域との違いを明確にしつつ、地元の魅力を正しく伝えることのできるガイド、本当のおもてなしを理解できるガイドの育成は、今後インバウンドの拡大を図る上でとても大切な事です。とりわけ、欧米人や富裕層などクチコミの世界が大切なので、一度お越しになられた方のもつ印象しだいでは、PR効果がプラスにもマイナスにもなります。

石川県としても通訳案内ガイドのスキルアップを課題として、研修に取り組んでいたところ、JANESCOのフランクス社長より研修機会を提供いただき、石川県としても県内の通訳案内士に募集をかけたところ、20名を超える参加者が集まり、正直、県としても驚きましたが、京都のベテランガイドのテクニックを見習おうと皆熱心に聞き入り、またフランクス社長の現場経験をもとにした旅行者の声やニーズといったお話にも熱心に耳を傾けていました。

実践研修と座学がうまく組み込まれた研修で、研修の途中にも、参加者から「これはとっても良い研修ですよ」といった感想をたくさんいただきましたし、研修後、富裕層を案内するようになった通訳案内士の方からも「研修が役にたってます。有難うございます」といった声をいただき、石川県としてもこんなに喜んでいただける研修なら、是非また来年もJANESCOさんの協力を得て企画したいと考えております。

ガイド資格を手にされ、これからガイドを志す方、これまでの自分のやり方でいいのかと自問自答されている方、是非、一度、参加されることをお薦めいたします。

石川県国際観光課 課参事
北口義一さま